フォーミュラE

日産フォーミュラE、シーズン11のドライバーにローランドとナトーを起用

2024年9月11日

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Graphic design announcing Norman Nato and Oliver Rowland. Both drivers are celebrating on the podium and have been pasted in front of a big Nissan flag

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、フォーミュラE世界選手権シーズン11に、オリバー ローランドとノーマン ナトーをドライバーとして起用すると発表しました。

ローランドはGEN2時代に日産のドライバーとして活躍し、一度は日産を離れたもののシーズン10で日産フォーミュラEチームに復帰しました。シーズン10では、英国出身の彼にとってのホームレースを含む2つのレースで優勝し、さらに2つのポールポジションと5つの表彰台を獲得し、ドライバーズランキング4位でシーズンを終えました。ナトーは、シーズン9(2022/23)以来の日産フォーミュラEチームへの復帰となります。ナトーはシーズンを通して常にポイントを獲得し、2023年のローマE-Prixでチーム初の表彰台を獲得しました。

シーズン11(2024/25)では、GEN3 Evoマシンのデビューが予定されています。新しいマシンは、シーズン9と10で使用されたマシンよりもさらに速く、高効率になっています。来シーズンのカレンダーには、マイアミでの初開催、ジャカルタ会場の復帰、モナコでのダブルヘッダー、そして日産フォーミュラEチームのホームレースとなる2度目の東京E-Prixなど、計17レースが予定されています。

日産フォーミュラEチームは、GEN3 Evoの初の公式走行として、11月4日から7日にかけてバレンシアのリカルド トルモ サーキットで行われるプレシーズンテストに参加します。シーズン11の開幕戦は12月7日にサンパウロで開催されます。

日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは来シーズンに向けて以下の通り述べました。

「前シーズンでは非常に良いパフォーマンスを発揮できたので、シーズン11に向けてワクワクしています。ナトーのチームへの復帰を歓迎するとともに、彼の豊富な経験とパフォーマンスに期待しています。ナトーはチームをよく知っており、シーズン9でも優れた才能を発揮していました。彼のフィードバックと洞察は貴重で、車両開発の実績もあります。またローランドは素晴らしいシーズン10を終え、その好成績を維持できると確信しています。ローランドとナトーは両者ともチームプレーヤーであり、強力なコンビになると信じています。二人ともチームにとってさらに良いシーズンとなるようベストを尽くしてくれることでしょう」

「同時に簡単な決断ではありませんでしたが、チームはサッシャに別れを告げなければなりません。彼はチームの確立と発展において重要な役割を果たしてきました。たゆまぬ努力と常に前向きな姿勢を見せてくれたサッシャに感謝し、今後のキャリアの幸運を祈ります」

Oliver Rowland spraying champagne on a Formula E podium
オリバー ローランド:

「前シーズンに共に素晴らしい成績を残せた日産チームでの続投が決まり本当に嬉しいです。来シーズンでは、予選や車両開発など、レース全般でより一貫性を持たせる必要があります。昨年は完璧と思えるレースがいくつかあったので、今シーズンはさらに進歩させ、上位ポジションを掴むためにできる限りの調整を行いたいと思います。ナトーは非常に経験豊富でチームのことをよく知っています。彼とは数年前からの知り合いですし、今後一緒に走れることを楽しみにしています。GEN3 Evoカーは全チームにとってのチャレンジですが、私たちはパフォーマンスを最大限に引き出し、シーズン11の好調なスタートを切れると期待しています。また、サッシャの幸運を祈ります。シーズン10では、彼と有意義な時間を過ごしました。早くレースに戻ってくることを願っています」

Norman Nato celebrates on the Rome E-Prix podium in 2023, in Nissan team gear
ノーマン ナトー:

「日産フォーミュラEチームへの復帰を嬉しく思います。シーズン9では良い結果を出せたので、シーズン11でも良い流れを作りたいです。すぐにパフォーマンスを発揮することを目指しており、シーズン9での経験が役立つでしょう。昨シーズン、ローランドは速さを証明しました。私たちはフォーミュラ・ルノー2.0以来、サーキット上で戦ってきましたが、チームメイトになったことはありませんでした!うまくやっていけると確信していますし、一緒に表彰台に立ちたいと思っています。車両の進化がどのようなものか興味深いですが、目標は明確です。レースとランキングを制したいと考えています。最後にサッシャの幸運を祈ります。彼は素晴らしい人物であり、以前パートナーシップを組んでいた人と入れ替わることは簡単なことではありません。私たちは近いうちに再び競い合うことになるでしょう。」